カヌー作成13日目(FRPじゃぁー)
前回(カヌー作成12日目(ツルツルを目指せ!!) 参照)の帰り際 、工房長に「次はクロスを貼りますから風のない晴れた日に来てください」といわれていました。とっ・・・とうとうFRP施工なのです!!
天気予想は晴れ!!風は判らないけど昼間はそんなに吹かないでしょ!!ってことで、本日が13日目の作成日となりました。
今日は団長がお仕事なので、小僧A,Bと三人で出かけました。
まあ、いつもどおりの10時ちょっと前に着いたけど、暖かくなってきたからか車が多かったですね。
FRPを貼るんですけど、パテ埋め跡が汚いままです。こいつはきれいに磨かねばなりません!!
遠めで見ても、埋め跡がはっきりわかりますね。
パテ埋め跡をオービタルサンダーで削り取りますが、これが結構大変なのです。
木の粉を混ぜ込んであり、しっかり乾いているので割と削り易いのですが、削り終わったかなと思ってよーく見ると表面にしみのようにボンドが残っています。・・・これがなかなか取れません。
ところで、すぐ近くで工房長がパドルを作っております。ディスクグラインダーで削って整形しているのですが・・・、グラインダだけでこの出来!!すごい。
異能がディスクグラインダでカヌーを粗磨きしたときはどうしてもディスクが走った跡がついてしまいましたが、これはツヤツヤです。以前、工房長がいったことばをおもいだしました。
「ディスクグラインダを極めてしまうと、サンダー掛けは15分くらいで終わりますよ」
これなら納得!!
仕上げ磨きは午前中で完了しました。午後からはFRP作業となります。が、その前に暖かくって気持ちがいいので1時間ほどカヌーに乗って遊ぶことにしました。
お昼ごはんも、どこかに上陸して食べましょうかね。
小僧A、Bに聞いてみると、やはり渓流部までいって上陸したいらしい。
うーん・・・水がきれいだなー・・・なんて思いながらこいていると、途中、橋をくぐる際に釣り糸がいっぱい。何を釣っているのかな?ワカサギかな?これをよけるのは大変でした。
以前よりもさらに水が増えているようで一番奥の砂防ダムの近くまでいけました。
カップめんを食べようと思ったら、割り箸が無いーーーー・・・残念。工房に戻ってから食べることにしましょ。おいらは食べる時間無いな。
さて、午後の作業です。ガラスクロスを貼ります。
クロスの幅は1メートルですので、1枚でカヌーを覆いきれません。したがって、接いで張ることになりますが、クロスを接ぐパターンはいろいろあるそうです。今回は工房長お勧めの「片側に合わせて、空いたスペースを埋める」パターンでいきました。
異能はガンガン乗るつもりなので、船底とバウ・スタンのステム部分は補強のためクロスを重ねるつもりです。
クロスにしわがよらないようにたたいたり、引っ張ったりしながら船体にあわせ、ピンで仮止めし、バウ・スタンのステム部分以外をすっぽりクロスで覆いました。
作業中に工房長が「この声はヤマセミですよ」と教えてくれたので、湖のほうを見てみるとヤマゼミが飛んでいました。ラッキー!!
小僧Aは「見たかったー」といっていました。
ここから、が忙しい!!
名栗カヌー工房ではFRPの樹脂はパラフィン入りのポリエステル樹脂を使います。FRPに慣れている人は樹脂を塗るのにゴムへらを使うそうです。クロスの上に"ダーッ"と樹脂を垂らし、一気にゴムへらで広げると、早くてきれいに仕上がるそうですが、これは難易度が高そうです。オイラは素人らしく筆で塗ります。
今回の樹脂の混合比は主剤:硬化剤が50:1です。もっと暖かい季節は100:1でやるそうです。
硬化開始は大体30分くらい。作業のポイントは
- 塗り重ねは硬化する前に
- 気泡が入らないように
- クロスをずらさないように
このために、1度の混合は300cc位、中央から塗り広げるように、気泡が入らないようにかつクロスをずらさないように塗るというよりたたく、全部塗り終わるまで休憩なし。
で、これが本日の成果!!
硬化し始めた後、気泡を3箇所見つけてしまいました。むむむぅ・・・
次はガンネルを貼るとのこと。あれ?インウェールから先じゃないのかな?
詳しい様子は「カヌー製作13日目」アルバムへ
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント